私が車の免許を取得したのは長男が2歳の頃。少しだけ時間に余裕ができたタイミングを使い、約1カ月で免許を取得しました。
「どんどん運転しないと、あっとういう間にペーパードライバーになるよ!」との教官の言葉通り、立派なペーパードライバーになっていたんです。
ただ、2人目が生まれてからは車がないと不便で仕方がない…
自転車で往復1時間半かかる幼稚園のお迎えが、私のペーパードライバー卒業への意欲を後押ししました。
夫に助手席教官を頼むと、ケンカになるのよね~
子どもを育てながら、ペーパードライバー講習に通うなんて無理…
こんな風に思っている、かつての私のような人には出張ペーパードライバー講習がおすすめです!車が運転できると、子どもの送り迎えや買い物など、育児の負担が激減しますよ。
では早速、電動自転車の限界を感じているママに向けて、出張ペーパードライバー講習のメリット・練習内容を紹介します。
出張ペーパードライバー講習は、育児で忙しいママの味方
出張ペーパードライバー講習が育児をしているママにおすすめな理由は、柔軟性にあります。出張ペーパードライバー講習ならではの2つの特長を見ていきましょう。
練習するコースを決められる
「ペーパードライバー講習」と聞くと、教習所に通うのをイメージする人が多いのではないでしょうか?もちろん教習所にも、ペーパードライバーを卒業するのを目的とした講習があります。
ただ、教習所のペーパードライバー講習は決められたコースを運転するのがほとんどですよね。それに対して出張ペーパードライバー講習は自分で好きなコースを決められます。
私が免許を取得してすぐにペーパードライバーになった原因は、住んでいる場所です。自宅があるのは、教習所で練習した道とは正反対の、狭くて細い道に囲まれた住宅街。
教習中に住宅街を通ったことのない私にとって、自宅の駐車場から出て先にあるT字路は高すぎるハードルでした。そんな私の目標はもちろん、自宅から幼稚園までを往復できるようになること。
とりあえず、自宅の周りを運転できるようになりたいです!
と、希望を伝えてペーパードライバー講習がスタートしました。
自宅の車を使って練習できる場合も
教習車を使う場合には当然、指定された場所まで車を取りに行く必要があります。しかし、ペーパードライバーの卒業を決めた私には、生後4カ月の次男がいました。
次男をベビーシートに乗せて練習する必要があったため、教習車を取りに行く余裕はありません。
次男の寝かしつけや長男のお迎えを考えると、長くても3時間が限界…
そのため、自宅の車で練習できるペーパードライバー講習を選びました。運転する前に特殊なブレーキを付けるので、ぶつけたり、事故をしそうになったりしたときには助手席の教官が車の動きを操作してくれます。
ただ、万が一の事故を考慮して、特別な理由がない場合にはできるだけ教習車を使用するのがおすすめです。
出張ペーパードライバー講習が気になる!3日間の練習内容を公開
出張ペーパードライバー講習の内容は、教習所よりも実践的でした。なんとかペーパードライバーを卒業した私の、3日間・合計6時間にわたる練習内容を紹介します。
【1日目】大通りで基本的な操作を練習
「自宅から幼稚園まで運転できるようになりたい!」という私の思いを聞いてやって来た教官は、少し怖そうな人でした。
「スパルタだったらどうしよう…」と不安だった私ですが、ミニカーやホワイトボードを使い、分かりやすく車の仕組み・運転の仕方などを教えてくれました。
エンジンのかけ方すら忘れていた私がハンドルを握り、助手席の教官に言われるまま自宅を出発して大通りに向かったときのドキドキは忘れられません。大通りを走りながら最初に復習したのは、右折・左折の流れです。
初日はよりによって雨。次男が泣いて大変だったけど、おかげで運転中に子どもが騒いでも慌てなくなった!
教官からOKが出るまでひたすら右折を繰り返し、指示器の出し方・ミラーの確認・ハンドル操作などを身に付けました。右折ができるようになると、左折をひたすら繰り返して1日目は終了です。
【2日目】駅前・住宅街などの狭くて人通りの多い道を運転
大通りで右折・左折の復習をしてから、人通りの激しい駅前の道路を走りました。1回通って達成感を味わったのもつかの間、結局5周させられたのです。
ただ、駅前の道を何度も運転しているうちに、だんだんと人のよけ方や対向車が来たときの対応が分かってきました。駅前の次には住宅街の狭い道を抜ける練習をし、最後に向かったのは長男が通う幼稚園です。
幼稚園の脇には細くて人通りの激しい道があり、「無事に通過できるだろうか…」とハラハラしていました。しかし、駅前・住宅街を何度も運転した私は、幼稚園の脇道をすんなりと抜けられたのです。
2日目が終わる頃から、少しずつ「車に動かされている側」から「車を動かす側」へと、意識が変わりました!
【3日目】スーパーの駐車場でひたすら駐車の練習
大通り・駅前・住宅街を通り、1~2日目の復習をした後は、大きな駐車場のあるスーパーの屋上で駐車の練習をしました。車の模型で動きを確認し、実際にやってみる流れです。
ほかの車が停まっていないときと、停まっているときの駐車の仕方をそれぞれ練習してから、幼稚園の駐車場に向かいました。
幼稚園の駐車場に入ってから車を停め、出るまでの流れを繰り返して練習したところで、3日間のペーパードライバー講習は終了です。
私が選んだ出張ペーパードライバー講習の費用は、3日間で6万円ほどでした!
恐怖心がやわらぐ?安全運転のポイント
出張ペーパードライバー講習を終えた私を待っていたのは、毎日のお迎えです。1人で運転するのは緊張しましたが、教官から教わった2つのポイントを意識すると落ち着いて運転できました。
右のミラーに中央線が見えるかで「運転位置」を確認
ペーパードライバーにとって、対向車とのすれ違いは地獄のような瞬間でしょう。
まっすぐ運転できているかが分からない
対向車とぶつかりそうで怖い…
こんな風に思っている人は多いのではないでしょうか?
ペーパードライバーを卒業したばかりの私も、まさに同じような不安を感じていました
しかし!右のミラーを見るだけで、中央線に寄っていないかを簡単に確認できます。
右のミラーに中央線がうつっているのは、対向車にぶつからない位置で運転できている証です。中央線に寄っていないのを確認できると、「事故に遭うかもしれない」という恐怖心がやわらぐと思いますよ。
自転車は無理に追い越さない
車を運転している人にとって、すぐ隣を走る自転車と遭遇するのは日常茶飯事です。自転車を無理に追い越そうとし、中央線をはみ出して対向車にぶつかる事故が発生しているのも事実です。
今日も、実線を平気で超えてくる対向車に遭遇したよ…
自転車が前にいて、反対方向からも車が来る場合には、無理に追い越さないのをおすすめします。理由はシンプルで、信号が赤になったらまた追い越されるからです。信号が赤だったり、道幅の狭い場所だったりする場合は、自転車の後ろをついていくのも1つの方法です。
まとめ
私が3日間の出張ペーパードライバー講習で学んだのは、運転の基礎と恐怖心の取り方です。とはいえ、出張ペーパードライバー講習を終えたばかりの私は、自宅から幼稚園までを往復するのがやっとでした。
しかし、毎日のように自宅から幼稚園までを往復しているうちに、だんだんと「スーパーに行ってみようかな」「子どもを乗せて、隣町の公園に行こう」と、運転の範囲が広がっていったんです。
講習期間内にすべてをマスターしようとすると、莫大な費用がかかります。講習で最低限の運転操作を思い出せば、運転しているうちに恐怖心はやわらぎ、車線変更・決められた場所への駐車などは自然と身に付きますよ。
ペーパードライバーを卒業してから約1年、来春には2回目の免許更新を控えています。
このまま無事故・無違反なら、初のゴールド免許!